本格的なカメラに関してはまだ右も左もよくわからないカメラ初心者にして写真初学者ですが、初カメラにカメラ愛好家の方々の間で色々と話題となった富士フイルムのX-Pro3を選択しました。
今回は、なぜX-Pro3を選んだのか、実際使用してみてどうだったのか、について整理してみたいと思います。
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X-Pro3 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS クラシックネガ |
なぜ数あるカメラの中からX-Pro3を選んだの?
そもそも専用機としてのカメラを購入しようと考えたのは2018年の4月頃。
そこから2年近くかけて至った結論がX-Pro3なのです。
最初はSONYのカメラを考えていた
元々パソコンも携帯もSONYで固めていたこともあり、手始めに軽量コンパクトで遠くも撮れてAF性能が良いものと云う事で、SONYのRX100シリーズにアタリを付けて色々と調べていました。
しかし実機を触ってみると、ホールドし辛くてとてもではないけれどもシャッターを切り易いとは思えず。
ならいっそのことちょっと大ぶりの機種でレンズ交換式カメラに挑戦してみようと云う事で、α6000シリーズにアタリを付けて色々調べてみると、どうも近々新機種が発表さえるようだという噂(グローバルシャッター搭載のベビーα9ことα6700/α7000)が流れており、特に急ぎでもないのでそれを待ってみることに。
待ちに待って翌年2019年、漸く出てきた新型はα6400。
当初の噂とはかなり異なるものでしたが、AF性能がすごく良さそうだしPVでフニフニ踊るお姉さんが可愛いしですっかり魅了されました。
後はお財布と相談かな?と各種レビューサイトや通販サイトを色々調べてる時に、偶然GoogleがレコメンドしたITmediaの富士フイルムX-T30のレビュー記事が目に留まったのです。
あれ? 富士フイルムって胸キュン?
X-T30のクラシカルで可愛い佇まいに一目惚れしてしまい、α6400と色々と比較し始めることに。
- キットレンズはX-T30の方が素人目からは良いものがついているように思えるけれども、α6400の方が持ち運びの際は出っ張り少ないしお値段も安め。
- 作例の色味を見る感じだとα6400(というかSONY)の方がさっぱり鮮やかな感じ(特に空の色など)が好みな感じだけど、X-T30(というか富士フイルム)はなんかクドイけど味があってこれはこれで。
- 富士フイルム(というかX-T30)の方はどのダイヤルがどの機能に割り当てられているのかがパッと見判り易いし、ドライブモードダイヤルで一々プログラムモードとか絞り優先モードとか変えるよりも、専用ダイヤルを自分の好むように弄ると必然的にモードが変わる方が自然というか直感的で理解し易いかな。
- フィルムシミュレーションっていいよね?!
この時点でだいぶ富士フイルムになびいていて、富士フイルムのどの機種が妥当かを検討し始めていました。
勿論この段階でX-Pro3の前機種であるX-Pro2についても認識しており、かっこいいなぁアドバンストハイブリッドマルチビューファインダー凄いなぁという思いはあったものの、大きいし高価だしで候補には入れませんでした。これ候補に入れるなら正直X-E3の方がコンパクトという点で好みです。
並行してカメラでの撮影についての勉強も始めました。
絞りやシャッタースピード等の露出に関することや3分割法などの構図について座学で勉強しては実際にスマホのカメラをマニュアルモードで色々試してみる、というようなことを繰り返し繰り返し。
2019年09月19日には写真撮影の練習を始めがてら7年ぶりにInstagramのアカウント(@euclid.s.hinoki)を再作成。
軽く承認欲求を満たしちゃったりなんかしながら楽しく習熟に励みました。
習熟も進んできたある日、家電量販店で富士フイルムに限らずカメラを色々と触ってみたのですが、富士フイルムの中級機以上の機種以外でこれがまあ操作が分かり辛い。
うっすらと直感的ではない操作性の機種は肌に合わないのではないかという疑念を持っていましたが、そこで確信へと変わります。
あれ? X-T30って微妙?
そんなこんなで候補がざっくりX-T30かな?イヤイヤここはX-E4の発表まで待つかな?って感じになった秋も深まる2019年10月下旬、X-Pro3が発表されました。
が、当時は「凄いなぁカッコいいなぁいつかは欲しいなぁ↑ でも今ではない↓」と高嶺の花を横目でチラ見するだけのような感じでスッと諦めていました。
さてX-Pro3の発表から1週間たった10月末、偶然にも従兄からX-T30を1週間ほど借りて色々触り倒す機会に恵まれます。
最初は初めて触る本格的なカメラに戸惑いと興奮が大きかったのですが、段々と操作にも慣れてきたある日、ファインダーを覗くときに窮屈さを感じていることに気付きました。
なんかカメラの陰に隠れようと体を無理やり押し込める的な?窮屈さ。
気楽にシャッターを切るというよりも「さあ、写真を撮りますよ!」って構えてしまう感じの窮屈さもありましたね。
ここに至って一眼レフスタイルのカメラよりもレンズファインダースタイルのカメラの方が自分には相性が良いことに気付きました。
小さいころに慣れ親しんだコンパクトフィルムカメラとファインダーの位置が似ていますし、きっとその影響というか懐旧というかもあるのでしょう。
これはいよいよX-E4発表を待つか高嶺の花に手を出すしかないのでは?
妥協の末に
X-E4の発表を待ちに待って待ちかねて、4月までにはカメラを入手してそこそこ習熟したかったこともあり、いい加減そろそろカメラの購入に踏み切ろうかと期限を3月下旬に設定した2020年2月末時点での候補は次の4機種。
- X-Pro3:金額と若干の嵩張りに目を瞑ることができれば
- X-E3 :1世代前の機種なのでAFなどの性能に妥協できれば
- X-T30 :ファインダー位置や細かい操作性に妥協できれば
- X-E4 :発表されれば一択(但し時間制限有り)
しかし3月初め、X-Eシリーズは以降発表されることはないだろうという噂が不意にでてきてX-Eシリーズへの熱が急激に冷めてしまいました。
結局X-T30とX-Pro3の一騎打ちになったのですが、妥協するなら金額と若干の嵩張り重さの方だろうと結論を出し、2020年3月10日に初カメラとしてのX-Pro3の購入に至ったわけです。
同時購入したレンズ
X-Proシリーズには単焦点が似合う、という意見は良く聞こえますし、実際そう思います。
しかしそこはカメラ初学者、自分の好みの画角なんてまだわかりませんので、ここは無難に標準ズームレンズを選択することにしました。
(ちなみにスマホ(XPERIA
XZ1Compact)の画角は35mm換算で24mm,X-T30を借りたときに一緒に借りたのはXF23mmF2とXF35mmF2でした)
ただでさえ若干重くて嵩張るX-Pro3につけるのならば、軽量コンパクトでしかもお安いXC15-45mmという選択肢も魅力的でしたが、ここは各方面にもう少し頑張ってXF18-55mmを選択しました。
(またまたちなみにカメラ本体はファインダー部が接眼するので新品を,レンズ側は新品との価格差が大きくとも状態さえ悪くないのであれば中古で十分という考えです)
色々な画角を体験できるうえに手振れも吸収してくれるので大変満足しています。
レンズフードは若干邪魔ですが、普段は反対向きに装着してズームリングを回す代わりにフードを掴んで画角を調節するのに使用しています。
(多分すごく良くない方法ですよね)
いつかはXF23mmF2とかXF27mmF2.8,XF18mmF2,軽量コンパクト全振りでXM-FLなんかも欲しいところです。
同時購入したアクセサリー
まずはブロワーやレンズペン、8Lのドライボックス,カバンに入れる際の厚手のラッピングクロスを購入しました。
カメラ界隈でレンズ以外の沼要素として名高そうなストラップに関しては、とりあえずでピークデザインのリーシュやカフも考えたのですが、更に色々考えて、ピークデザインのアンカーリンクスをコネクタとして金属パーツを使用していないULYSSESのクラシコを接続し、それとは別にパラコードでハンドストラップを自作する線で落ち着きました。
ストラップ沼には嵌らないで済みそうです。
HiddenLCDについて実際所持して感じたこと
X-Pro3発表の際に(正確には製品情報のリーク時点から)その大きな特徴であるHiddenLCDについて「確認のテンポが損なわれる」などのかなりマイナスな評価が散見されました。
プラスの評価にしても「これは人を選ぶカメラである」等の若干選民思想じみたものがにじみ出ておりなんだかなぁという感じでしたが。
さて、実際にX-Pro3を1か月ほど使用したわけですが、LCDが普段隠れていて困るということが今のところ一切ないのです。
これは「撮影スタイルが一切確立されていないカメラ初学者」であるからというのも大きいのではないかと思います。
といっても、購入を検討する際は本当に大丈夫かということをシミュレーションはしました。普段スマホで撮影する際はどうか、X-T30を借りた際はどうだったかも振り返りました。
X-T30の時はファインダーを覗くのが窮屈だったり後は異様に目が疲れたりするのもあってLCDを観ながらの撮影が多かったですし、スマホはそもそもファインダーが無いので言わずもがなです。
しかし、撮影結果の確認などをそれらで行っていたかといえばほとんどしていない、というのが実際のところ。
(撮影直後に設定で0.5秒程出る撮影結果を確認するのを除く)
もちろん撮影の練習を始めたばかりの頃はスマホでは撮影毎に確認してトライ&エラーを行っていましたが、PCの大画面で確認した時とのギャップがそれなりにあることに気付いてからは早々確認することもなくなりました。
以上より「まあ普段隠れてても大丈夫だろう」という結論に至り、実際に問題ありませんでした。
但し、三脚を用いて動画を撮影する場合はLCDが開き切らなくて大変なのではないか?という不安は若干ありますが、今のところ手持ちの小型三脚でも100度近くは開くようなのでまあどうにかなるかなと。
フィルムシミュレーションについて
富士フイルム機といえばやはりフィルムシミュレーションですよね。
そしてX-Pro3といえばクラシックネガ。
正直若干クラシックネガのフィルムシミュレーションを目当てにX-Pro3を購入したといっても過言ではありません。
このフィルムシミュレーションは気を抜くと空がすぐ白飛びしそうになりますが、緑がとてもいい具合に表現されていてお気に入り。
多分クラシックネガの持ち味を殺す方面にではありますが、カラーを+4に振って色味を増しています。
後はアクロスを使用してモノクロームの練習中です。
参考にしたサイト
カメラの基本的なTips(露出だの構図だの)のまとめのまとめ。
まとめのまとめなので欲しい情報にリーチし易い。(但し内容はかなり簡潔ではある)
カメラとの付き合い方や光の捉え方についてなど、写真についての考え方の話がメイン。
ただスピリチュアルな話も多々あるので人を選ぶようにも思います。そういうのが苦手なら各回の最後にあるまとめだけ読んでもいいんじゃないかな。
富士フイルムのXシリーズのカメラの特徴について参考にしました。
富士フイルムのXシリーズのカメラの特徴について参考にしました。
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