X-Pro3でフォーカスチェック時のMFアシストに選択できるものには、位相差を可視化するデジタルスプリットイメージやデジタルマイクロプリズム,コントラストを可視化するフォーカスピーキングがあります。
けれど、ことERFでチェックするとなるとスタンダード,つまり特殊なアシスト表示をしない素のままの方がピントを合わせ易いんです。
なぜならERFでフォーカスチェックする=拡大表示する場合、MFアシスト機能を使うと単純に表示される画質が悪いorピーキングが目障りなためにピントの精密な確認が難しくなるから。
逆にEVFや背面液晶ならデジタルスプリットイメージやデジタルマイクロプリズムはERFほど拡大できないので気にならないし、フォーカスピーキングも全体のピントの合っている位置を確認したい場合には結構重宝するんですよ。
でもホントはどうせレンジファインダースタイルのX-Pro3でERFを使うならスプリットイメージでピントを合わせたいところではあります――フォーカスエリアは中央固定で移動できませんが(デジタルマイクロプリズムも同様)。
ただ、MFアシストをスタンダードにしているのにはもう一つ理由があるんです――正確にはスタンダードしか選択肢がないんです。
その理由とはズバリ、MFレンズでもフォーカスモードはAF-Sを使うから。
フォーカスモードがAF-Sの時はスタンダードかフォーカスピーキングしか使えません。
そしてフォーカスピーキングは【AF+MF】機能がONの時にAFロックしてフォーカスリングを回した場合にのみ使える――つまりは電子接点の無いMFレンズではフォーカスリングが回ったことが検知できないので使えないということです。
じゃあなんでMFレンズでフォーカスモードをMFじゃなくてAF-Sを使うかというと【測光&フォーカスエリア連動】が使えるから!
測光&フォーカスエリア連動マジ便利!!
あ、あと滅多に使わないからいいんですがEVFやLCDで見る場合、MFだとフォーカスエリアを拡大しててもシャッターボタン半押しすると拡大表示が解除されるんですよね。
いやまあ多分
- AFは構図を決めてから選んだエリアにピントを合わせる
- フォーカスチェックは最終調整の工程なので拡大解除は不要
- MFは画面中央でピントを合わせてから構図を調整する
- フォーカスチェックの後にも工程が控えてるから拡大解除をしないと不便
って感じのお作法だと思うので、拡大表示が解除される動き自体は正しいとは思ってるんですが、半押ししてフォーカスエリア部分の露出を最終調整したいとかいう場合に不便なんですよ。
MFでも測光&フォーカスエリア連動が使えて、あとついでに中央以外でもデジタルスプリットイメージやデジタルマイクロプリズムが使えると嬉しいんですけどね。
今回のカメラ+レンズ:
FUJIFILM X-Pro3 + COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P II VM
今回のランダム生成カスタム設定:
フィルムシミュレーション = ASTIA モノクローム カラー = WC : ―, MG : ― グレイン・エフェクト = OFF カラークローム・エフェクト = 弱 カラークローム ブルー = OFF ホワイトバランス = 水中 WBシフト = R : 1, B : 2 ダイナミックレンジ = DR100% Dレンジ優先 = OFF トーンカーブ = H : -1, S : -1 カラー = -2 シャープネス = +1 ノイズリダクション = -2 明瞭度 = 0
※WBシフト色見本[■]
カスタム設定寸評:適正露出かちょい上付近で大人しく使うのが吉
- ほんのりと露出を上げてあげると程よい鮮やかさになって見栄えが良くなる
0 件のコメント:
コメントを投稿