今回から若干速写を意識して撮るようにしてみました。
設定としてMFアシストをスタンダードからフォーカスピーキング(レッド(弱))に変更……というよりも元からフォーカスピーキングにはしていたのですが、フォーカスモードがAF-SではMFレンズは実質スタンダードしか使えないのでフォーカスモードをMFに変更というのが正確です。
ちなみにフォーカスモードをMFに変えたため、強制的に測光&フォーカスエリア連動はOFF状態になります。

さて、なぜ速写するためにMFアシストをスタンダードからフォーカスピーキングに変更するかというと、以下2つの理由があるからです。

まず1つ目は、フォーカスピーキングはスタンダードほど正確にピントを合わせることはできないということ。
これは逆に言えば大体ピントが合った時点でピーキングが出てくるということなので、ピーキングが出てきた瞬間にシャッターを切れば良いんです。もちろんしっかりピントは合わないかもしれませんが、そこは速度とのトレードオフなのを承知の上なので。
ちなみにフォーカスピーキングにはピーキングの色と強弱の選択肢があります。
色はまあ好みとか被写体になり易い色とあまり被らないものを選ぶとして、強弱は「強」を選ぶとよりピーキングが出る範囲が広がる,つまりは「弱」よりもよりピントがあまり合っていない箇所もピーキングが出るということなので、フォーカス精度と速度のトレードオフ点をどこに置くかで切り替えると良いでしょう。

そして2つ目は、X-Pro3のOVFでMFレンズを使用してピント合わせをする際はERFの使用が大前提であるということ+MFアシストの内フォーカスピーキングのみピントが合った時点で自己主張をするということ。
ERFは右下隅に表示されるためピントを合わせとフレーミングや周辺状況の確認を同時に処理するのはかなり難しく、どうしてもピントを合わせる際は右下に視点を移動させないといけません。
特に自分の場合なんて、ERFに表示されるフォーカスエリアを最初に指定したら後はもうERFしか見ない、なんてこともザラです。周りなんて全然と言っていい程見れてないし、小さい画面を凝視するので目にもあまり良くありません。
しかしフォーカスピーキングならピントが合った時点でピーキング部分が輝いてくれるため、ERFを凝視しなくても視界の隅でキラキラしてたらピントが合ったものと見做してシャッターを切れます。
ただしERFで表示されてる領域が割と凹凸があるとか遠近入り乱れてるような場合だと、想定外のところにピントが合ってしまうこともありますので、一瞬はピーキング位置を確認することが望ましいです。

まあもちろん距離指標を使ってのゾーンフォーカスとかパンフォーカスが一番速い(速い以前にしないでいい)っていうのは判ってるんですが、そういう練習なので。

それはそうとこの速写の練習、結構楽しいですね。
もちろんまだまだ全然ピント合わせが完了するスピードは上がってませんし測光&フォーカスエリア連動が使えないのはちょっと不満ですが、しばらくは練習を続けていこうと思います。

今回のカメラ+レンズ:

FUJIFILM X-Pro3 + COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P II VM

今回のランダム生成カスタム設定:

フィルムシミュレーション  = ASTIA
モノクローム カラー     = WC : ―, MG : ―
グレイン・エフェクト    = 強度 : 弱, 粒度 : 小
カラークローム・エフェクト = 強
カラークローム ブルー    = 強
ホワイトバランス      = 日陰
WBシフト          = R : -1, B : 7
ダイナミックレンジ     = DR200%
Dレンジ優先         = OFF
トーンカーブ        = H : +1, S : 0
カラー           = +1
シャープネス        = -1
ノイズリダクション     = -3
明瞭度           = -1
※色温度参考値:5900K,WBシフト色見本[]
カスタム設定寸評:彩度高めだけど思いの外使い易いASTIA
  • 高色温度+WBシフト青方向で差し引き0……みたいな?(0ではない

以下、作例

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